強襲揚陸艦アメリカが出港準備


アシュランド(左)と並んだアメリカ


35番錨地付近に停泊しているアラン・シェパード

強襲揚陸艦アメリカが港中央部の錨地に移動した。これまでの例でみると、弾薬や物資を積み込んで出港するところだ。

アメリカは5月4日に母港としている佐世保に戻ってきていた。例年であれば秋になるころに揚陸艦隊がそろって西太平洋(東アジア)に「パトロール」 に出かけるところだが、今のところその様子はないところから、今回は乗組員の訓練のための航海である可能性が高い。

28日に確認したところでは飛行甲板はきれいに片づけられ、チャネル・ガードのヘリコプターの姿もない。
また、アメリカの横には10日間ほどの航海を終えたドック型揚陸艦アシュランドが帰港し、錨泊している。

米海軍でも新型肺炎(COVID-19)が広がっているようだが、4月には佐世保に入港した艦船(補助艦?)の乗組員が感染していることが判明し、2週間ほど港中央部に隔離のため停泊し たことがある。

28日現在、母港艦船以外に佐世保に停泊しているのは燃料補給艦ラパハノック(7月7日入港、現在は赤崎岸壁)、貨物弾薬補給艦アラン・シェパード(7月22日入港、現在は35番錨地付 近)と中型タンカーのSLNC・PAX(7月27日赤崎岸壁停泊、現在は庵崎貯油所)となっている。

なお、乗組員に感染者が出た海上自衛隊の護衛艦「あしがら」(DDG-178)は轟湾に停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(7月28日 篠崎 撮影)


轟湾に停泊する「あしがら」


2020-7-28|HOME|