駆逐艦マスティンが佐世保寄港


赤崎岸壁に停泊したマスティン


マスティンに出入りする乗組員(2021.6.28 篠崎 撮影)

新型肺炎の感染拡大で米海軍の動きにも変化があるようで、佐世保に寄港した幾隻かの補給艦は港口に近い検疫錨地や39番錨地に長期間停泊するケースが多く見えるようになった。

例えば、6月2日に入港した貨物弾薬補給アラン・シェパード(Alan Shepard T-AK-3)は検疫錨地などに約20日間、6月5日に入港した同チャールズ・ドリュー(Charles Drew   T-AK-10)は2週間以上39番錨地に停泊を続けた。

この状況下、横須賀に配備されていた駆逐艦マスティンが6月28日、米海軍赤崎3号岸壁に接岸していることが確認された。

マスティンは新たな配備先となったサン・ディエゴに向けて6月22日に出港したというが、わずか5日間で在日米海軍基地に戻ってきたことになる。

新型肺炎の感染拡大としては「できるだけ寄港を避ける」という対策が取られているが、そのことと反する寄港である。
何か特別の事情が発生したのだろうか。

マスティンは28日午後、あわただしく出港した。

なお、赤崎2号岸壁には燃料補給艦ラパハノック(Rappahannock T-AO-204)が6月25日から停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


39番錨地に停泊したチャールズ・ドリュー(6月23日 篠崎 撮影)


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