米沿岸警備隊のカッターが佐世保に寄港
平瀬岸壁に接岸したマンロー
米沿岸警備隊の大型カッターが8月20日に米海軍佐世保基地の平瀬岸壁に接岸した。
寄港したのはバーソルフ級のマンロー(Munro WMSLー755)でカリフォルニア州アラメダからハワイ・パールハーバー経由で佐世保に到着したようだ。
同級のカッターは佐世保には2019年にも2隻が4回にわたって寄港している。
バーソルフ級のカッターは海軍艦船とリンク11を通じて情報を共有することができ、これまでも海軍の任務の一部を引き受けることがあったようだ。
同様の任務を持つ艦船では沿海域戦闘艦(LCS)があるが、バーソルフ級のカッターも同様の武器(MK110 70口径57mm砲)を備えている。また、海上射撃も可能な20ミリCWISも搭載して
いる。
今回も配備が遅れている沿海域戦闘艦の任務を補うために派遣されたのではないだろうか。
なお、佐世保基地に配備されている揚陸艦のうちグリーンベイは9日に出港し日本海方面に向かったと思われる。また、アメリカESGとしてオーストラリアでのタリスマン訓練に参加して
いたジャーマンタウンは単独で8月14日に戻ってきて沖合に停泊した後、18日になって立神岸壁に接岸した。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)(8月20日 篠崎 撮影)
立神岸壁に停泊するジャーマンタウン(右)とアシュランド
2021-8-22|HOME|