英国海軍のフリゲート艦 また佐世保に


平瀬岸壁に接岸したケント

8月7日から米海軍佐世保基地に寄港していた英国海軍のフリゲート艦リッチモンドが24日に出港した後、別のフリゲート艦が8月27日に入港した。

27日に入港したのはフリゲート艦ケント(Kent F-78)で、米海軍佐世保基地の平瀬岸壁に接岸したところから、今回も国連軍地位協定に基づく寄港と思われる。

ケントは英国海軍の新型フリゲート艦で、デューク(侯爵)級の1隻で、満載排水量は4300トン、最大速度は28ノットという。

英国海軍は空母クイーン・エリザベスを中心とした洋上打撃群を編成して西太平洋に展開しているが、ケントは8月25日から26日にかけて沖縄南方海域で行われた日・英・米・蘭共同訓練 「PACIFIC CROWN 21‐1」にクイーン・エリザベスと共にに参加していた。

海上自衛隊のプレス・リリースによると、参加艦艇は日本(「いせ」と「あさひ」)、英国(クイーン・エリザベスとケント、駆逐艦ディフェンダー)、米国(駆逐艦ザ・サリバンス) 、オランダ(フリゲート艦エファーツェン)という。ケントはこの訓練が終了直後に佐世保に寄港したものと思われる。

なお、英国、米国、オランダはいずれも朝鮮国連軍参加国でもある。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2021年8月27日 篠崎 撮影)


英国旗を掲げて燃料補給作業中のケント


2021-8-27|HOME|