自動車輸送船、佐世保にコンテナ搬入


赤崎岸壁に接岸したリバティ・パッション


赤崎岸壁に積み上げたコンテナ

米海軍赤崎貯油所岸壁に大型の自動車輸送船が接岸した。

9月10日に寄港したのはリバティ・パッション(Liberty Passion 米国船籍 約5800トン)で、前日の9日に韓国南部の光陽(クァンヤン)を出港していた。

光陽は戦略輸送岸壁に指定されている港で、長大な岸壁にはコンテナ用のクレーンが多数設置してあり、光陽から佐世保にはこれまでも時折、貨物弾薬補給艦や貨物輸送艦が来ていた。

今回輸送船が運んできたものは大量のコンテナで、大きなランプを岸壁にのばして陸揚げしたようだ。

陸揚げしたコンテナ個数は不明だが、以前にもコンテナ専用船で総数300個ほどのコンテナを運び込んだこともあるが、その時も赤崎岸壁に接岸しての輸送だった。

コンテナの内容や目的は不明だが、赤崎岸壁に隣接した船越地区には米軍の野戦病院セットを保管する大型医療倉庫があり、多数のコンテナと患者輸送車両が備蓄してあった。

米海兵隊は2030計画で、これまでの強襲揚陸作戦から海兵沿海域連隊(MLR)によるMAGTF(海兵空地作戦部隊)での即応作戦に切り替えることを目指しているが、今回の搬入との関係はわからない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2021年9月10日 篠崎 撮影)


2021-9-11|HOME|