フランス海軍の情報収集艦、再び佐世保に


米海軍立神岸壁に接岸作業中のド・ローム(9月27日 篠崎 撮影)

朝鮮国連軍参加国の艦船入港が相次いでいる米海軍佐世保基地に9月27日、フランス海軍の情報収集艦デピューイ・ド・ローム(Dupuy De Lome A-759)が寄港した。
ド・ロームは7月17日にも寄港(同21日出港)しており、2回目の寄港となった。

同艦は2006年に就役した3600トンの電子情報収集艦で、衛星通信用の1対のレドームのほか、電子情報収集用のシステムを搭載している。

案内によれば、同艦は乗員の2交代制により350日連続した運用が可能というが、実際、約100日前にビスケー湾の端にあるブレストを出港して以来、日本周辺に展開しているようだ。
北朝鮮に対する国連の制裁のため、瀬取りなどの監視活動に参加しているものと思われる。

佐世保には現在、米海軍の貨物弾薬補給艦アラン・シェパード(Alan Shepard T-AKE-3)と燃料補給艦ティペカヌー(Tippecanoe T-AO-199)及び民間タンカーSM ナビゲーター(SM Navigator パナマ船籍 約5万トン)も停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


ド・ロームの装備など(ウイキペディアから)


2021-9-27HOME|