駆逐艦デューイ、横須賀配備後佐世保に初の寄港


赤崎岸壁に停泊したデューイ(10月22日 篠崎 撮影)

米海軍横須賀基地に配備されている駆逐艦が相次いで交代しているが、新たに配備されたうちの1隻が10月21日、米海軍佐世保基地の赤崎岸壁に接岸した。

寄港したのは駆逐艦デューイ(Dewey DDG-105)で、9月8日に横須賀基地に配備されている。
デューイは2018年3月にも佐世保に寄港していたが、横須賀配備後では初めての寄港となった。

記録によれば、配備後の10月6日に横須賀を出港した後、10月15日には台湾海峡を北上したという。
佐世保への寄港は通常の寄港というが、赤崎岸壁で燃料を補給した後、23日朝には出港していた。

このところ佐世保には東シナ海や南シナ海を航行後に寄港するケースが増えている。
洋上戦闘艦の相次ぐ佐世保寄港は中国への圧力とする見方が多いようだ。

一方、米海軍の原子力潜水艦の寄港は2020年3月以来途絶えているが、海の忍者らしく姿を見せないことで圧力をかけているのだろう。

また、ドック型輸送揚陸艦グリーンベイ(Green Bay LPD-20)は8月9日に出港し、日本周辺を航行した後、タイ湾でCARAT訓練などに参加していた。10月18日に佐世保港に戻ってきた後、 危険物荷役錨地に停泊していたが、22日になって立神岸壁に移動した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


立神岸壁に移動中のグリーンベイ(10月22日 篠崎 撮影)


2021-10-23|HOME|