巡洋艦、佐世保に相次ぎ寄港


立神6号岸壁に停泊したポート・ロイヤル(22.3.9 篠崎 撮影)

巡洋艦モービル・ベイ(MOVILE BAY CG 53)とポート・ロイヤル(PORT ROYAL CG-73)が、佐世保に相次いで寄港した。

まず、3月3日から9日まで、巡洋艦モービル・ベイが佐世保に停泊した。
モービル・ベイは、原子力空母エイブラハム・リンカーンの空母打撃群(CSG)の一員として母港サンディエゴから西太平洋に派遣されてきて、海上自衛隊も参加する軍事演習を沖縄近海で繰り返している。
1月17日から22日にかけて、原子力空母エイブラハム・リンカーン、カール・ビンソン、強襲揚陸艦アメリカ、エセックス、海自のヘリ空母「ひゅうが」などとともに演習や艦隊写真撮影を行った。 また2月前半には、強襲揚陸艦アメリカの遠征打撃群(ESG)や強襲揚陸艦エセックスの遠征打撃群、さらには海自護衛艦「こんごう」なども加わった大規模な軍事演習「ノーブル・フュージョン」に参加した。 さらに、2月16日から17日にかけても海自護衛艦「いなづま」や練習艦「はたかぜ」などと合同演習を行い、2月20日には海自補給艦「ときわ」から洋上補給を受けた。

3月9日には、巡洋艦ポート・ロイヤルが佐世保に寄港した。
ポート・ロイヤルは、西太平洋に急遽増派されるかたちで1月10日に母港のパールハーバーを出港したようだ。1月20日にはグアムに寄港している。
この艦は1994年に就役したタイコンデロガ級の巡洋艦だが、佐世保には初めての寄港とみられる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2022-3-15|HOME|