巡洋艦と駆逐艦、佐世保に長期停泊中


立神岸壁に停泊しているポート・ロイヤル(奥)とサンプソン(手前のマスト)(22.3.24 篠崎 撮影)

北朝鮮のミサイル発射が話題になっているが、佐世保港には米海軍の巡洋艦と駆逐艦が長期にわたって停泊している。

このうち、巡洋艦ポート・ロイヤル(Port Royal  CG-73)は配備されているハワイ・パールハーバーを1月10日に急遽出港し、1月20日にはグアム・アプラに寄港していた。しかし、3月9日に佐世保に寄港して以降は米海軍佐世保基地の立神岸壁に停泊を続けている。

一方、駆逐艦サンプソン(Sampson DDG-102)は配備されているワシントン州エベレットを昨年12月30日に出港して以来、1月にはトンガの噴火被害への災害救援に出かけ、2月19日にはグアム・アプラに寄港していた。
その後は南シナ海を航行した後、3月15日に平瀬岸壁に接岸した。3月22日には佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦アメリカ(America LHA-6)が帰港(3月23日)することに伴い、停泊地を立神1号岸壁に移動したまま、停泊を続けている。

いずれの艦船も佐世保には初めての寄港と思われるが、それぞれ長期の航海のあとの休養とも考えられるが、これほどの日数停泊することは珍しい。

1月23日には駆逐艦ストックデール(Stockdale DDG-106)が入港し、3月7日まで停泊したが、この時はソナードームの損傷を調査するためだったようだ。
ストックデールはその後、米海軍横須賀基地に向かった。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


立神1号岸壁に移動してきたサンプソン(22.3.22 篠崎 撮影)

平瀬岸壁に戻ってきたアメリカ(22.3.24 篠崎 撮影)


2022-3-26|HOME|