駆逐艦ベンフォルドが佐世保に寄港


立神岸壁に接岸したベンフォルド


立神岸壁への接岸作業が行われている

米海軍横須賀基地に配備されている駆逐艦ベンフォルド(DDG-65)が7月22日朝、佐世保基地立神岸壁に接岸した。

ベンフォルドは6月末から9月10日にかけて数回、沖縄・ホワイトビーチに寄港していたが、13日及び16日の2回にわたって南シナ海のパラセル(西沙)諸島近海を通過していた。パラセル諸島については中国のほかベトナム、台湾(中華民国)も領有権を主張している。
このことについて中国政府は13日、「自国の領海である。事前の了解が必要」として抗議していたが、米国は領海の無害航行権を主張し、「航行の自由(Freedom of Navigation)作戦」としてこれまでも東シナ海など中国近海で航行を続けている。
ベンフォルドはその後、北上して19日には台湾海峡を通過していたようだ。

ベンフォルドは5月20日に横須賀を出港しており、今回の佐世保寄港はその途中の「休養と補給」のためと思われる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(22.7.22 篠崎 撮影)


2022-7-23|HOME|