陸自オスプレイ、佐世保に飛来


7月26日、佐世保の相浦駐屯地に飛来した陸自オスプレイ。機体番号はJG-1705



相浦駐屯地に飛来した、もう1機の陸自オスプレイ。機体番号はJG-1708


7月26日にはCH-47も相浦駐屯地に飛来した(22.7.26 篠崎 撮影)

7月26日と27日、木更津に臨時配備されている陸上自衛隊のオスプレイが佐世保に初めて飛来した。

今回佐世保にやって来たオスプレイ2機は、木更津から高知経由で熊本県の高遊原基地に25日に飛来し、26日の朝から長崎県大村市の長崎空港A滑走路で離発着訓練を行った。
その後、2機は佐世保市内の陸上自衛隊相浦駐屯地に26日の午前9時ごろ着陸した。
直後には陸上自衛隊のCH-47も1機同じ飛行コースを飛んできて、オスプレイの近くに着陸した。

飛来目的は、相浦駐屯地の水陸機動団との共同訓練ということだ。
現実には、佐賀空港隣接地に予定している駐機・整備場の建設見通しが立たないため、とりあえず「着・上陸訓練」らしいものを行って、取得目的をアピールすることにあったと思われる。
「フェラーリを買ったけれど、車庫も走行する道路もないようなもの」、という陰口にどのように答えるのだろうか。

なお、2機のオスプレイは、訓練2日目の27日にも相浦駐屯地に飛来した。

ところで、米海軍佐世保基地では、強襲揚陸艦アメリカが27日朝に出港したが、弾薬など物資の積み込みはなかったので、修理後の検査航海ではないかと思われる。途中、沖縄に立ち寄ることもあるかもしれない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


7月27日にも陸自オスプレイは相浦駐屯地に飛来した(22.7.27 篠崎 撮影)


2022-7-28|HOME|