燃料関係艦船の入港が相次ぐ佐世保基地


赤崎岸壁に接岸したグッドウイル(22.10.10 篠崎 撮影)

日・米・韓の海軍による合同訓練が9月29日(海上自衛隊は1日から)から10月10日まで日本海などを舞台にして行われ、米海軍からは空母ロナルド・レーガン(CVN-76)、巡洋艦チャンセラーズ・ビル(CG-62)、駆逐艦ベンフォルド(DDG-65)のほか、原子力潜水艦アナポリス(SSN-760)が、韓国海軍は文武大王(ムンム・デワン DDH-976)、広開土大王(クワンゲド・デワン DDH-971))他2隻、海上自衛隊からは佐世保基地に配備されている護衛艦「あさひ」(DD-119)が参加する大規模なものとなった。

この訓練を支援するため燃料補給艦ではユーコン(Yukon T-AO-202)がレーガンとチャンセラーズ・ビルに10月3日に日本の東海上で燃料を補給し、また海上自衛隊の護衛艦「あさひ」にも洋上で燃料を補給していた。

艦隊はその後日本海に進んだようで、共同訓練はその後日本海でも行われた。
この訓練を支援するため、米海軍佐世保基地から燃料を輸送するため米海軍の燃料補給艦ラパハノック(Rappahannock T-AO-204)が9月26日に出港し、中型タンカーのポハン・パイオニア(T-AO)が9月25日に米空軍三沢基地がある八戸へ、またハイナ・パトリオット(T-AO)が10月2日に海兵航空隊岩国基地へそれぞれ燃料を搬出していた。
10月10日には佐世保基地に燃料を補充するため大型タンカーSLNC Goodwill(T-AO)が入港し、赤崎岸壁に接岸した。
翌11日には補給任務を終えたユーコンが赤崎岸壁にグッドウイルと並んで停泊した。
朝鮮半島の緊張は佐世保と直結していることを改めて認識させられることとなった。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


赤崎岸壁に並んだグッドウイル(左)とユーコン(右)(22.10.11 篠崎 撮影)


2022-10-12|HOME|