佐世保配備艦、相次いで帰港


立神(India)1号岸壁に停泊するラシュモア(22.10.20 篠崎 撮影)

立神(India)9号岸壁に接岸したパトリオット(22.10.21 篠崎 撮影)

立神(India)2号岸壁に接岸したパイオニア(22.10.21 篠崎 撮影)

米海軍佐世保基地に配備されているドック型揚陸艦と掃海艦が相次いで戻ってきた。

10月19日に戻ってきたのはドック型揚陸艦ラシュモア(Rushmore LSD-47)。
ラシュモアは約8月4日に沖縄・ホワイトビーチ基地で海兵隊員と機材を積み込んだ後、東シナ海や周辺海域で海兵隊との統合訓練(AIT)や特殊作戦能力証明訓練(CERTEX)を繰り広げた後、横須賀や横浜ノースドックなどに立ち寄っていた。
その後は南シナ海やフィリピン周辺海域を走り回っていたようだが、14日から17日にかけて沖縄・ホワイトビーチで資材を降ろした後、3か月ぶりに佐世保基地に戻ってきた。

一方、パトリオット(Patriot MCM-7)とパイオニア(Pioneer MCM-9)の2隻の掃海艦は韓国で行われた日・韓・米の共同訓練にあわせた対機雷掃海訓練に参加した後、韓国海軍とのシンポジウムなどに参加し、19日になってプサンを出港していた。10月21日なってそれぞれ「所定の」立神岸壁に停泊した。

なお、10月6日にいったん戻ってきた強襲揚陸艦アメリカは18日になって再び出港したが、このところ短期間の航海を繰り返している。
整備などメンテナンスの関係と思われるが、米海軍佐世保基地で進む艦船修理廠佐世保支所(SRF Sasebo Det)の拡大・強化と関係しているのかもしれない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2022-10-22|HOME|