原潜イリノイが佐世保に初寄港


海上保安庁の巡視艇や米軍の警備艇が警戒する中港口を通過するイリノイ


イリノイの艦上には移送に備えた人影が見える

2017年からハワイ・パールハーバーに母港を移していたバージニア級の原潜イリノイ(ILLINOIS SSN-786)が佐世保に初めて寄港した。

イリノイは太平洋艦隊に配備されて以降、横須賀基地や沖縄・ホワイトビーチ基地にはたびたび寄港していたが、佐世保港に入港するのはこれまでなかった。
また、佐世保港に原潜が寄港するのは昨年8月、台湾をめぐり中国と米国の間で引き起こされた外交的緊張が一段落した後にロサンジェルス級の原潜シカゴ(CHICAGO SSN-721)が一時寄港して以来で、原潜としては今年初めての寄港となった。

なお、原潜シカゴは昨年8月13日と16日にいずれも短時間寄港したが、その後本国に戻って退役の準備を進めている。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(23.1.28 篠崎 撮影)


漂泊中のイリノイのそばを通過して出港する燃料補給艦ジョン・エリクソン


2023-1-28|HOME|