ドック型揚陸艦アシュランドが帰国の途に


タグボートにひかれて岸壁を離れるアシュランド


巨大な星条旗を掲げて出港するアシュランド


予てから話題になっていたドック型揚陸艦アシュランド(ASHLAND LSD 48)が3月22日午後、配備されていた米海軍佐世保基地を離れ、帰国の途に就いたようだ。

アシュランドは2013年8月、佐世保基地に配備されていた同型の揚陸艦トートュガと交代に配備されていた。

米海軍佐世保基地には現在、沖縄に司令部を置く第1揚陸即応群(ARG-1)第11揚陸船隊(PHIBRON-11)の指揮下に強襲揚陸艦アメリカ、ドック型輸送揚陸艦ニューオルリンズ、同グリーンベイ、ドック型揚陸艦アシュランド、同ラシュモアに加え、4隻の掃海艦(パトリオット、パイオニア、ウォーリアー、チーフ)の9隻が配備されている。
これまでのところ、アシュランドに代わる揚陸艦の配備は予定されていないようだ。
佐世保基地では1999年以降、2018年までは揚陸艦4隻体制が続いていたので、元の体制に戻ったということになる。

ホイッドビー・アイランド級のドック型揚陸艦8隻のうち、6隻は退役または退役が計画されており、今後は1991年に就役した掃海艦パトリオットなど、老朽化が指摘されている掃海艦の取り扱いが話題になるだろう。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(23.3.22 篠崎 撮影)


出港するアシュランド。後方右は貨物弾薬補給艦サカジャウイア、後方左は燃料補給艦ジョン・エリクソン。J・エリクソンはこの直後出港


2023-3-22|HOME|