強襲揚陸艦マキン・アイランドが佐世保に初寄港


赤崎岸壁に停泊したマキン・アイランド


米海軍の強襲揚陸艦マキン・アイランド(Makin Island LHD-8)が4月5日朝、米海軍佐世保基地の赤崎貯油所岸壁に停泊した。
マキン・アイランドが佐世保に寄港するのは初めてのようだ。

佐世保基地には強襲揚陸艦アメリカが配備されており1月11日に出港していたが、約2月半にわたる航海から3月27日に戻ってきている。

マキン・アイランドは米本土カリフォルニア州サンディエゴ海軍基地に配備されているが、昨年11月9日に出港して以来、12月初旬から東アジアに展開していた。
2月22日から28日にかけて東南アジア・タイで行われたコブラ・ゴールド(Cobra Gold)2023にはドック型輸送揚陸艦ジョン・P・ムーサ(John P Murtha LPD-26)、同アンカレジ(Anchorage LPD-23)とともに参加していた。
また、その後日本海で空母ニミッツ打撃群(CSG)などと記念撮影(PHOTOEX)に参加した後、3月27日から韓国東海岸のポハン周辺で行われた米韓合同揚陸訓練(Ssang Yong)に主力として展開していた。

マキン・アイランドは佐世保に寄港する直前には韓国・釜山の米軍用岸壁に停泊していたようだ。

接岸したマキン・アイランドの飛行甲板にはF35B戦闘機やMV22オスプレイが並べられ、作戦展開中に寄港したと思われる。

寄港の理由については明らかにされていないが、燃料や物資の補給などは洋上補給艦が受け持っており、しかも釜山を出港した直後、ということを考えれば補給や休養ということではなく、何らかの不具合のため佐世保寄港を余儀なくされた、ということではないだろうか。
米海軍佐世保基地ではこのところ艦船修理廠(SRF-JRMC SASEBO DEPT)が拡充されており、このことが関係していると思われる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(23.4.5 篠崎 撮影)


前部飛行甲板に並んだMV22オスプレイとF35Bライトニング


後部甲板にもF35Bが並べられている


2023-4-5|HOME|