空母ニミッツ寄港に海上からも抗議


海上での抗議のため集まった小型船


ニミッツに近づく抗議船

 空母ニミッツの寄港に対し、佐世保では陸上と海上で抗議行動が繰り広げられた。

 このうち海上では11隻の小型船がプラカードや旗を立てて空母の進行にあわせて周辺で抗議の海上デモが行われた。

 抗議行動を主催した「核艦艇寄港阻止現地闘争本部」は、「ニミッツは1975年の就役後48年を経過した動力源=原子炉の老朽化や放射能漏れにつながる事故時の対応については明確な取り決めはなく、これまで起きた放射能値の異常な測定についても実態が明らかにされないままとなっている。」としたうえで、東アジアの国家間の緊張については、国連憲章の理念に基づき外交による平和的解決を求めるべきで、艦隊司令官が主張するような「Show the Force」(力の誇示)によって威圧することは解決策ではない」と指摘した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(23.5.19 篠崎 撮影)


雨の中、ニミッツの周囲で抗議する船団


2023-5-21|HOME|