原潜アッシュビルが佐世保に寄港


佐世保港に向かうアッシュビル


米軍の警備艇の警戒の中、港口を通過するアッシュビル


駆逐艦ハワードの横を通過して岸壁に向かうアッシュビル

グアムに配備されている原潜アッシュビル(Asheville SSN-758)が5月27日朝、佐世保港に入港し、赤崎貯油所1号岸壁に接岸した。

これで今年に入って佐世保港に入港した原潜は1月28日に一時寄港したイリノイ(Illinois SSN-786)、3月31日と4月19日に一時寄港したジェファーソン・シティ(Jefferson City SSN-759)に続いて4隻目となった。

アッシュビルの寄港は2020年3月1日以来。
だが、原潜が岸壁に複数日数停泊するのは2020年1月4日から12日までアッシュビルが停泊して以来で、その後は今回までの5回がすべて港中央部の35番錨地付近に漂泊していた。
理由としては新型コロナ感染症対策のためと思われるが、今回の原潜の接岸や5月19日から23日までの原子力空母ニミッツ(Nimitz CVN-68)から見えてくるのは、新型肺炎感染対策のレベルが通常体制に戻された、ということではないだろうか。
次の感染の「波」が指摘される中、日米地位協定で防疫対策が取れないことによる不安も残る。

原潜の寄港に対し、佐世保地区労と社民党佐世保総支部は対岸の岸壁で抗議集会を開いた。

なお、佐世保基地には横須賀に配備されている駆逐艦ラルフ・ジョンソン(Ralph Johnson DDG-114)と同ハワード(Howard DDG-83)が停泊しているが、ハワードは燃料を補給した後、27日に出港した。ラルフ・ジョンソンは引き続きメンテナンス作業中のようだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(23.5.27 篠崎 撮影)


対岸で行われた抗議集会


2023-5-28|HOME|