駆逐艦ハワードが佐世保に連続して寄港


タグボートの支援を受けて停泊岸壁に向かうハワード


接岸作業のため艦首側甲板には乗組員が並んでいる

横須賀に配備されている駆逐艦ハワード(Howard DDG-83)が6月2日、佐世保にまた寄港した。

前々回は5月25日に港口付近に停泊した後、数時間で出港し、前回は26・27日の両日、燃料補給のために赤崎貯油所岸壁に停泊していた。
今回はメイン・ベースの立神岸壁に接岸し、さっそく作業バージが取り付けられていた。

前回の出港から今回の入港までの間の5月31日には、北朝鮮が人工衛星の発射を国際海事機構(IMO)に通知したことに基づき、日本の海上保安庁が発表した航路情報にブースターなどの落下予定海域が示されていた。
ハワードの出港から再寄港までの期間を考えると、朝鮮半島西側海域で人工衛星発射実験のモニターに出かけていたとも考えられる。

米海軍佐世保基地ではこのところ艦船修理廠(SRF)の拡充が進んでいるようで、手狭になった横須賀の補助として佐世保でのメンテナンス作業が増えているようだ。
ハワードの入港理由もメンテナンス作業の目的もあるのだろう。

5月11日に入港した横須賀に配備されている駆逐艦ラルフ・ジョンソン(Ralph Johnson DDG-114)は作業バージを横付けして、引き続き立神6号岸壁に停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(23.6.2 篠崎 撮影)


立神1号岸壁に接岸したハワードには、作業バージが取り付けられている。後方遠くには5月29日に入港した貨物弾薬補給艦ウォーリー・シラー(Wally Schirra T-AKE-8)が停泊中


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