弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセンが佐世保に寄港


赤崎岸壁に停泊したハワード・O・ローレンセン


赤崎岸壁に停泊したローレンセンの横を通過して出港する駆逐艦ハワード

北朝鮮の人工衛星発射が失敗した後、近日中にも再発射の可能性が指摘されている中、弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセン(Howard O Lorenzen T-AGM-25)が6月5日朝、米海軍佐世保基地の赤崎貯油所岸壁に接岸した。

ローレンセンは接岸後すぐ、燃料を補給したようだ。
ローレンセンは5月5日に横浜を出港した後、一月の間、洋上に展開していたと思われる。

今回の寄港は、次の人工衛星発射をモニターするため、発射の合間を縫って補給のため佐世保に立ち寄ったのではないだろうか。
6月5日午後4時、ローレンセンは岸壁に停泊しているが、あまり時間をおかずに出港するものと思われる。

なお、5日午後2時前には6月2日から立神岸壁に停泊していた駆逐艦ハワード(Howard DDG-83)が出港した。
ハワードはメンテナンス作業のため佐世保に立ち寄っていたようだが、出港後は五島列島の南海上を南下している。

また、ハワードと入れ替わるように釜山から救難曳航艦サルボア(Salvor T-ARS-52)が入港し、立神岸壁に停泊した。
サルボアの動きは海中に落下した物体の捜索に関わっている可能性がある。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(23.6.5 篠崎 撮影)


停泊岸壁に向かうサルボア


2023-6-5|HOME|