米海軍の海洋調査船が佐世保に寄港


港中央部に停泊するオーシャン・インターベンション(23.9.19 篠崎 撮影)


巨大なクレーンが特徴のオーシャン・インターベンション(23.9.19 篠崎 撮影)

米海軍が運用する海洋調査艦オーシャン・インターベンション(Ocean Intervention T-AGS)が9月18日、米海軍佐世保基地に寄港した。

インターベンションは米本土ルイジアナ州モーガン・シティを母港としているが、ここのところ毎年日本周辺の海域にやってきて活動し、日本の港に寄港している。今回の佐世保寄港の前には、8月25日から9月13日の昼頃まで横浜ノースドックに滞在していた。

この船の任務は「海洋調査」となっているが、USNSの海洋調査(測量)艦と違って、後部甲板に大きなクレーンを備え、深海作業などを運用する能力があるのだろう。
米海軍は現在、6隻の海洋調査艦を保有しているが、現有の艦種では不足する調査活動を補充するために運用しているのだろう。
インターベンションは外観の塗装も民間船の様子をしているが、立派な「軍用船」なのだろう。

インタベーションは9月18日メイン・ベースに立ち寄った後、港中央部の35番錨地付近に錨泊した。


9月12日、横浜ノースドックに停泊していたオーシャン・インターベンション(23.9.12 星野 撮影)

また、強襲揚陸艦アメリカ(America LHA-6)は9月9日にドック方輸送揚陸艦ニューオルリンズと共に帰ってきたが、その後13日に出港していた。

アメリカはその後、9月15日の朝鮮戦争インチョン上陸記念のセレモニーに参加し、19日に戻ってきた。
アメリカは39番錨地付近で弾薬など貨物を下し、5月25日以来の任務航海を終えたようだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


39番錨地付近で荷役作業中のアメリカ(23.9.19 篠崎 撮影)


2023-9-22|HOME|