カナダ海軍の補給艦が佐世保に寄港


赤崎岸壁に停泊したアストリクス。手前の舟艇は米軍の警備艇(23.10.26 篠崎 撮影)


カナダ国旗を掲げて停泊するアストリクス(23.10.26 篠崎 撮影)

カナダ海軍補給艦アストリクスが10月25日、米海軍佐世保基地の赤崎貯油所岸壁に停泊した。

同艦は8月28日に横須賀に寄港していたが、同時に寄港していたフリゲート艦オタワは10月23日には南シナ海で日・米・豪・カナダ・ニュージーランドが参加した「ノーブル・カリブー」訓練に参加していた。
同訓練には海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」、米海軍の駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」、オーストラリア海軍のフリゲート艦「ブリスベーン」に加え、ニュージーランド海軍のフリゲート艦「テマナ」も参加していた。

オタワなどのカナダ海軍の艦隊は北朝鮮への制裁監視のためという側面もあるようで、朝鮮国連軍地位協定に基づく寄港とも思われる。

アストリクスの寄港はもう1隻のフリゲート艦バンクーバーなどに補給する燃料や物資を積み込むために寄港したのではないだろうかか。

当面、朝鮮国連軍地位協定を利用して、日本を拠点に東アジアに展開することになるのだろう。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


8月28日、横須賀の海上自衛隊基地に入港したカナダ海軍の補給艦と2隻のフリゲート艦(23.8.28 星野 撮影)


2023-10-27|HOME|