救難艦が佐世保に寄港


赤崎岸壁に接岸したサルボア(24.1.5 篠崎 撮影)

米海軍の救難艦サルボア(Salvor T-ARS-52)が1月4日、米海軍佐世保基地赤崎貯油所岸壁に接岸した。

サルボアはシンガポールに配備されていたようだが、11月29日に起きた米空軍の輸送機CV-22の墜落に伴って、機体の回収に出かけていたと思われる。
CV-22オスプレイは岩国基地から沖縄・嘉手納基地に向かって飛行中に屋久島近海に墜落したという。
この墜落を巡っては、海上自衛隊第13護衛隊(佐世保)所属の新型護衛艦「のしろ」(FFM-3)と同「みくま」(FFM-4)が墜落海域に屋久島周辺に展開し、救助・捜索に当たっていた。
同海域には米海軍佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦アメリカ(America LHA-6)も12月8日から13日まで現場周辺海域に出かけていたようで、ヘリコプターによる捜索・救助の支援を行っていたのだろう。

サルボアはその後、岩国基地に回収した機体を持ち込んだ後、佐世保基地に寄港したようだ。
新年になって最初に佐世保に寄港した米軍艦船となった。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


サルボアは、昨年は日本の港に寄港した形跡がないが、2020年の年末から22年にかけては横浜ノースドックや佐世保にしばしば寄港し、長期滞在していた。
写真は2020年12月22日、横浜ノースドックに停泊するサルボア(20.12.22 星野 撮影)


2024-1-5|HOME|