佐世保に揚陸艦などが集中寄港


立神岸壁に停泊中のハーパーズ・フェリー(右)とラシュモア(左)。手前は海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」(24.8.20 篠崎 撮影)


赤崎岸壁に停泊中のカムストック(24.8.20 篠崎 撮影)

8月6日以降、米軍艦船が相次いで佐世保に寄港し、長期停泊する事態が発生している。
表にしてみると、次のとおりとなる。



このうち、ハーパーズ・フェリーは佐世保入港直前には韓国・浦項に寄港し、その後、対馬海峡を南下して佐世保に入港している。
寄港目的は「艦の維持」とされている。

一方、カムストックは佐世保入港の直前の8月15日には沖縄・ホワイトビーチに立ち寄り、強襲揚陸艦アメリカやドック型輸送揚陸艦グリーンベイと共に海兵隊との水陸統合トレーニング(Amphibious Integration Training=AIT) と特殊作戦能力証明訓練( Certification Exercise=CERTEX)を行っていた。
米韓合同訓練に関連した訓練だったのだろうか、カムストックの甲板には輸送トラックが搭載されていた。

ハーパーズ・フェリーとカムストックはいずれも米本土カリフォルニア州サンディエゴ海軍基地に配備され、現在は佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦アメリカを旗艦とする揚陸遠征軍(ESG)に所属している。

 このほか佐世保基地にはドック型輸送揚陸艦ニューオルリンズ(New Orleans)とドック型揚陸艦ラシュモア(Rushmore)が定期メンテナンスのため停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


カムストックの甲板には大型トラックが係止されている(24.8.20 篠崎 撮影)


2024-8-23|HOME|