原潜バーモント、佐世保に初寄港
佐世保港内を進む原潜バーモント(24.9.20 篠崎 撮影)
補給などのため漂泊中のバーモント(24.9.20 篠崎 撮影)
米海軍のバージニア級原潜バーモント(VERMONT SSN-792)が9月20日午前10時佐世保に寄港し、港中央部の35番錨地付近で漂泊しながら物資を搬入した。
2020年に就役したばかりのバーモントは、今年6月に母港のハワイ州パールハーバーを出港した後、パナマ運河を通過していたところからすると、世界一周航海の途中に寄港したのではないだろうか。
バーモントはドライ・ドック・シェルターを備え、海軍特殊部隊(SEALs)の活動を支えることも出来るというが、まだ「実戦配備」前段の展開と思われる。
また、同日午前11時、ニュージーランド海軍の補給艦アオテアロア(AOTEAROA A-12)が再び入港し、今度は米軍立神6号岸壁に停泊した。
アオテアロアは9月13日に海上自衛隊の護衛艦「せんだい」と九州西方海上で訓練を行った後、14日から18日まで佐世保に寄港したが、その折は海上自衛隊の立神桟橋を利用していた。
海上自衛隊の「ゲスト」として寄港したためだろう。
9月20日の場合は「朝鮮国連軍戦闘部隊派遣国」の地位で寄港したと思われる。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)
再び入港したアオテアロア。この後、立神岸壁6号に接岸した(24.9.20 篠崎 撮影)
2024-9-21|HOME|