英国海軍の哨戒艦が佐世保に寄港


平瀬岸壁に停泊したダズル迷彩塗装のスペイ(25.6.11 篠崎 撮影)


艦首には英国海軍旗が掲げられている(25.6.11 篠崎 撮影)

英国海軍のリバー級哨戒艦スペイ(HMS Spey P-234)が6月7日、米海軍平瀬(Juliet)岸壁に接岸した。
英国海軍の艦船が佐世保に寄港するのは同級のテイマー(HMS Tamer P-233)が22年9月に寄港して以来。

スペイは2021年以降、テイマーと共に太平洋地域に派遣され、南太平洋ピトケアン諸島やシンガポールを拠点に活動してきたようだ。
佐世保に寄港する直前には韓国・釜山に寄港していた。

同艦は沿岸警備に対応するためだろうか、ダズル迷彩塗装が施され、艦首には英国海軍旗が掲揚されていた。

今回の佐世保寄港は朝鮮国連軍地位協定に基づく寄港と思われ、洋上検査作戦などに従事していたようだが、海上自衛隊との共同訓練などは予定されていない。
テイマーとスペイは5年をめどに太平洋海域に派遣されているというので、今回の寄港後、近いうちに英本国に戻るのではないだろうか。

また、6月9日には揚陸補助艦ジョン・L・キャンレイ(Jhon L Canley ESB-6)が寄港し、赤崎岸壁に接岸した。
キャンレイの寄港は今年1月7日から同26日まで停泊して以来のこととなった。前回の寄港時にはSRF(艦船修理廠)の作業施設がある平瀬岸壁に停泊していたが、今回の寄港目的は明らかでない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


赤崎岸壁に停泊したキャンレイ(25.6.11 篠崎 撮影)


2025-6-13|HOME|