強襲揚陸艦アメリカが佐世保に帰港


赤崎岸壁に接岸したアメリカ(25.8.16 篠崎 撮影)


デッキにはF35Bが1機係止されている(25.8.16 篠崎 撮影)

強襲揚陸艦アメリカ(America LHA 6)が、8月15日、佐世保に帰港した。

佐世保に配備されていたアメリカは、同型の強襲揚陸艦トリポリ(Tripoli LHA 7)と交代することが発表され(トリポリは6月23日に佐世保入港)、5月19日に出港していた。

アメリカはその後、沖縄経由でオーストラリアでのタリスマン・セーバー25に佐世保配備のドック型揚陸艦ラシュモア(Rushmore LSD 47)とともに参加し、その後の8月8日にはフィリピン海で空母ジョージ・ワシントン戦闘群、英国海軍空母プリンス・オブ・ウエールズ(HMS Prince of Wales  R09)戦闘群、海上自衛隊護衛艦「かが」と写真撮影(PHOTEX)をしていた。

同艦は今後、約2億ドルの費用をかけて定期メンテナンス(Drydocking Selected Restricted Availability =DSRA) を受けるため本国に戻る予定となっている。

佐世保に帰港し、赤崎岸壁に接岸したアメリの飛行甲板には1機のF35B戦闘機が係止されているほか、2機のオスプレイが折りたたんだ状態でいることが確認された。

一部のサイトではアメリカとトリポリが2隻とも「Homeport Sasebo」としているが、米海軍の公式サイト(United States Navy - Home)ではトリポリはまだカリフォルニア州サンディエゴ基地に配備されているとしている。

この後、交代のセレモニーの後、強襲揚陸艦アメリカは本国に帰るものと思われる。

また、8月13日に入港し横瀬貯油所岸壁に接岸していた弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセン(Howard O. Lorenzen T-AGM 25)は18日に出港した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


平瀬岸壁に接岸したトリポリ(25.8.16 篠崎 撮影)


2025-8-19|HOME|