イラン攻撃と米海軍佐世保基地

立神1号岸壁に停泊中の掃海艦チーフ(Chief MCM-14)(26.3.12 篠崎 撮影)

長期のドック入り後、立神6号岸壁に移動した掃海艦パトリオット(Patriot MCM-7)(26.3.12 篠崎 撮影)

立神8号及び9号岸壁でメンテナンス中の2隻の掃海艦(26.3.12 篠崎 撮影)
イランに対する攻撃が2月28日から始まったが、報道などによれば、米海軍佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦トリポリ(TRIPOLI LHA 7)が海兵隊と共に周辺海域に向かっているという。
トリポリは1月16日に佐世保を出港して以降、沖縄の海兵隊と共に各種訓練を行った後、3月8日から11日にかけてフィリピン海で行われた「アイアン・フィスト」訓練に参加した後、3月13日から14日にかけてフィリピン・ルソン島北西を通過して西進しているようだ。
また、トリポリと艦隊を編成しているドック型輸送揚陸艦ニューオルリンズ(NEW ORLEANS LPD 18)は3月7日から10日までフィリピン海で行われた日米共同訓練アイアン・フィストに参加していた。
今のところ確認できる範囲では、佐世保基地に配備されているその他の揚陸艦と掃海艦に特段の動きはないようだ。
ホルムズ海峡に機雷が敷設されたという情報があるが、米海軍の掃海艦は、中東バーレーンのマナマ港に4隻配備されていたが昨年中にすべて退役し、佐世保基地に配備されている4隻だけが現役にとどまっている。しかし今のところ動き出す様子はない。
ホルムズ海峡の封鎖解除についてはトランプ米国大統領の主張にも拘わらず、洋上戦闘艦の不足から通行船舶の護衛、また掃海能力の不足から機雷除去は困難になると思われる。以前にも指摘したが、米国産業の衰退、特に艦船建造など重厚長大産業の能力不足は米国の戦争遂行能力に疑問を投げかけている。
代わりに日本の掃海部隊が戦闘中の海域に派遣されることは、安全保障関連法をいくら拡大解釈しても違法であり、許されることでない。
(RIMPEACE編集委員・佐世保 篠崎正人)

米軍画像サイトDVIDSで公開されている、2月27日、沖縄近海での強襲揚陸艦トリポリの写真。
第31海兵遠征部隊の兵士が艦上で自衛隊員やフランス軍、イギリス軍、オーストラリア軍の兵士に水陸両用即応部隊の能力を披露しているところだという。
米軍画像サイトDVIDS記事「U.S. allies aboard the USS Tripoli [Image 1 of 5]」より引用
https://www.dvidshub.net/image/9554802/us-allies-aboard-uss-tripoli
2026-3-15|HOME|