佐世保に停泊を続ける貨物弾薬補給艦


佐世保の港中央部に停泊するサカジャウィア(26.5.2 篠崎 撮影)

米国とイスラエルによるイランへの攻撃が続いており、日本に駐留する揚陸艦と海兵隊の部隊も現地に派遣されているという。

佐世保基地から出撃した強襲揚陸艦トリポリ(Tripoli LHA-7)とドック型輸送揚陸艦ニューオルリンズ(New Orleans LPD-18)は、遅れて合流したドック型揚陸艦ラシュモア(Rushmore LSD-47)と共にアラビア海北部に展開している。
4月中旬には、貨物弾薬補給艦カール・ブラッシャー(Carl Brashear T-AKE 7)からアラビア海北部で補給物資を受け取っている。

一方、上陸作戦や船舶に対する海上臨検を行う海兵隊の動きは不明なところが多い。

海兵隊の専属補給艦に指定されている貨物弾薬補給艦サカジャウィア(Sacagawea T-AKE-2)は4月18日以来、佐世保港の35番錨地付近に停泊を続けている。
その他の貨物弾薬補給艦ではアラン・シェパード(Alan Shepard T-AKE-3)、燃料補給艦ティペカヌー、同ユーコンは補給司令部があるシンガポールに停泊していると思われる。
米国・トランプ大統領の勇ましい発言の裏で、戦闘を支える補給体制にほころびが出ているのかもしれない。

なお、佐世保港には、横浜から回ってきた大型タンカーのトーム・サンダー(Torm Thunder T-AO)が横瀬貯油所や赤崎貯油所に停泊している。
2003年のイラク攻撃の際は佐世保から大量の備蓄燃料が大型タンカーなどでインド洋・ディエゴガルシアなどに搬出されたが、今回はその様子は確認できない。
今後の展開を注視していく必要がある。

(RIMPEACE編集委員・佐世保 篠崎正人)


佐世保港内横瀬貯油所付近から赤碕貯油所岸壁に移動したタンカーのトーム・サンダー。船体が浮き上がっている(26.5.2 篠崎 撮影)


2026-5-2|HOME|