相次ぐ米軍犯罪に、佐世保で抗議行動


繁華街をデモする女性たち。マイクを持つのは橋本市議

米海軍兵士による性犯罪が相次いだ佐世保で、基地犯罪を許さない女性たちの抗議集会が1月25日に開かれた。

佐世保市では昨年12月、今年1月と相次いで佐世保基地所属の米兵による強姦事件や強制わいせつ事件がおきた。

1月17日に起きた強姦事件はいち早く日本の警察が容疑者の身柄を確保したことで「地位協定」による問題は起きなかったが、12月に起きた強制わいせつ事件では米兵が基地に逃げ込んだため、1月になって起訴した段階で身柄が日本側に移された。

 このため緊急に佐世保市内の14の女性団体が集まり、折からの雪の中で「基地犯罪を許すな!」と抗議の集会を開催し、目抜き通りをデモ行進した。

 米海軍佐世保基地に配備されている揚陸艦隊の一部は、今年3月にも沖縄の海兵隊とともにイラクへの出撃することがうわさされている。相次いだ性犯罪の背後にはイラクでの戦争が見える。


約70人の女性が集まった集会

(橋本純子・佐世保市議)


'2004-1-27|HOME|