正門警備とは様子が異なり、船の警備は厳重だ。原潜ブレマートンとミサイル実験監視艦オブザベーション・アイランドが並んで停泊する赤崎岸壁は、侵入防止用の浮きがめぐらされ、外側には米軍の警備艇がウロウロしている。原潜の艦橋にも見張りがいる。昨年10月の米艦コール号爆破事件の教訓なのだろう。
立神岸壁は揚陸艦など佐世保の常駐艦が使用する中枢の岸壁だ。その入り口に4つの大きな浮き函が並べられている。船が出入りするときは、片側に引き寄せるのだそうだ。これもコール号事件の二の舞を防ぐ手段なのだろう。