２０００年６月 佐世保基地 米艦船の入港調査

Ｄ：ドック入り、YU：横須賀、WB：ホワイトビーチ、CH：鎮海


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ベローウッド． O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O
ジュノー．．． - - - - -=WB= - O O O O/O O O O/O O O O O O O O O O O O O O
ジャーマンＴ． O O ====WB===== - - - - - CARAT2000(PH.)- - - - - - - - - -
Ｆマッケンリー - - - -==WB== - O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O
ガーディアン． O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O
パトリオット． O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O
セーフガード． O O O O O O O O - - - - - CARAT2000(PH.)- - - - - - - - - -
ＩＸ５０２．． O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O
．．６月．．．01 . . .05 . . . .10 . . . .15 . . . .20 . . . .25 . . . .30
アッシュビル． - - - O - - - - - - - - - -===CH=== - O O O O O O O O - - -
Ｏ．アイランド - - - O O O O O - - - O - - - O O O O O O O O - - - - - - -
バリアント．． - - - - - - - O O - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
ペテルスブルグ - - - -==YU== - O O O - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Ｆ．ケーブル． - - - - - - - - - - - - - - O O O O O O O O O O O O O O O O
ボーディッチ． - - - - - - - - - - - - - - - - - - O O O O O O - - - - - -
．．６月．．．01 . . .05 . . . .10 . . . .15 . . . .20 . . . .25 . . . .30

ＩＸ５０２．．：宿泊台船
アッシュビル．：原潜、ASHEVILLE (SSN 758) 
Ｏ．アイランド：ミサイル追跡艦、OBSERVATION ISLAND(T-AGM 23)
バリアント．．：タンカー、VALIANT (T-AOG) 
ペテルスブルグ：タンカー、PETERSBURG (T-AOT 9101)
Ｆ．ケーブル．：潜水艦母艦、FRANK CABLE (AS 40) 
ボーディッチ．：海洋調査船、BOWDITCH (T-AGS 62)
１、原潜アッシュビルの動きが慌ただしかった。６月４日、一時寄港した後、日本海に出かけたと思われるが、その後韓国・鎮海を経由して再び佐世保に入港した。
　「航海中に受けた事故の修理のため寄港か」という情報もあったため緊張の中で入港を監視したが、詳細は不明であった。
　しかし、入港後はこれまで停泊していた赤崎岸壁に接岸せず、港中央海域の６１番錨地に移動してきた潜水艦母艦に接舷し、小規模だが船体の維持作業を行ったところを見ると、これまでの原潜入港とは少し目的が違っていたものと思われる。
　アッシュビルが鎮海に入港していたと思われるころ、朝鮮海峡から済州島（チェジュ・ド）にかけての海域で、米原潜ヒューストンと韓国海軍潜水艦チャン・ボ・ゴが共同で訓練を行っていた。
　その訓練項目のひとつに「事故対処（ダメージ・コントロール）訓練」が含まれていたことが明らかになった。一連の流れから考えると、「事故による損傷」を想定した訓練の中でアッシュビルも何らかの役割を負っていたのではないだろうか。例えば、事故で受けた損傷をどの港で修理するのか、佐世保港で修理を行う場合の地域への影響はどんなものかということを・・・

２、原潜と同じように慌ただしかったのが弾道ミサイル監視船オブザベーション・アイランドだ。ＴＭＤ（戦域ミサイル防衛）構想の実験に関係した入港と思われるが、一部には中国の戦略ミサイル「東風３１」発射監視という見方もあった。
　この船の出現と前後する形でイージス巡洋艦２隻と同じく駆逐艦１隻の民間港訪問が取り消され、巡洋艦２隻はただちに母港である横須賀に戻った。
　その後１６日に入港した同船は「任務終了」という雰囲気で赤崎岸壁に停泊した。
　真相はなんだったのか、相変わらず秘密の多い船だ。

３、揚陸艦ジャーマンタウンと潜水艦救難艦セーフガードは東南アジア諸国との２国間訓練「キャラット２０００」に参加するため出港した。比較的小規模な海軍力しか持たないＡＳＥＡＮ諸国と世界最強の海軍力を誇る米海軍の間の訓練というアンバランスな取り合わせだが、それに合わせて参加隻数も米軍としては小規模にしたようだ。
　もっとも米軍の目的は地域の安定に寄与するというよりも、米軍基地がない東南アジアに、米軍艦船が寄港できる体制（地位協定の締結など）を作ることを主眼にしていると思われる。

４、強襲揚陸艦ベローウッドは８月には新型の強襲揚陸艦エセックスと交替して本国に帰るが、そのための準備のため出入りしている。独立記念日には最後の一般公開も行われるという。
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