２００５年１０月 佐世保基地 米艦船の入港調査

Y:横須賀、 H: 横浜ノースドック、 WB:ホワイトビーチ、 RB:レッドビーチ、SB：ス ービック


．１０月．．．01 . . .05 . . . .10 . . . .15 . . . .20 . . . .25 . . . . .31
エセックス．． O O O O/O O -==WB== - - - - - - - - - - - ---PHIBLEX'06--=SB=
ジュノー．．． O O O O - - O O O O O O O -===WB=== - - - ---PHIBLEX'06--=SB=
ハーパーズＦ． O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O
Ｆマッケンリー O O O - - - O O -WB - - - - -==WB== - - - ---PHIBLEX'06-- - -
ガーディアン． O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O
パトリオット． O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O
セーフガード． - - - - - - - - - - - - - - - - O O O O O O O O O O O O O O O
．１０月．．．01 . . .05 . . . .10 . . . .15 . . . .20 . . . .25 . . . . .31
ボーディッチ． O O O O O - - - - - - - - - - - - - - O O O - - - - - - - - -
キーウェスト． O O - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - O O O - -
Ｏ．アイランド - - - - - - - O O - - - - - - O O O O O O O O O O - - - - - -
ティペカヌー． - - - - - - - O O O O O O O O O O O - - - - - - - - - - - - -
Ｗエクスプレス H HRB - - - - - - - - - - O O O O O O - - - - - - - - - - - -
シャスタ．．． Y Y Y - - - - - - - O O O O O - - - - - - - - - - - - - - - -
マリーシールズ - - -SHAREM Ex. - - - - - - - - O O O O O O O - - - - - - - -
ＳＷプレス．． - - - - - - - - - - - - - - - - - - - O O O O O O O - - - - -
チャールトン． - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - O O O O O O -
ＣＣクリスティ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - O -
ＷＳディール． - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - O
．１０月．．．01 . . .05 . . . .10 . . . .15 . . . .20 . . . .25 . . . . .31

ボーディッチ．：海洋調査船、BOWDITCH (T-AGS 62) 
キーウェスト．：原潜、KEY WEST (SSN 722)
Ｏ．アイランド：ミサイル追跡艦、OBSERVATION ISLAND(T-AGM23) 
ティペカヌー．：タンカー、TIPPECANOE (T-AO 199) 
Ｗエクスプレス：貨客船、WESTPAC EXPRESS (T-AKR) 
シャスタ．．．：弾薬補給艦、SHASTA (T-AE 33)
マリーシールズ：海洋調査船、MARY SEARS (T-AGS 65) 
ＳＷプレス．．：事前集積艦、STEPHEN W PLESS (T-AK 3007) 
チャールトン．：事前集積艦、CHARLTON (T-AKR 314)
ＣＣクリスティ：原潜、CITY OF CORPUS CHRISTI (SSN 705)
ＷＳディール．：タンカー、WALTER S DIEHL (T-AO 193)
１、１０月２５日、佐世保港の中央付近にある危険物荷役用の錨地に米陸軍の事前集積艦が停泊しているのが確認された。
事前集積艦はワトソン級のチャールトン（T-AKR-３１４）で、近頃就役したばかりの新型艦である。
この２年ほど、佐世保には陸軍と海兵隊の事前集積艦が頻繁に入港しているが、FY０６(２００６米会計年度）には行ってからもこの傾向に変わりがないことが証明されたといえる。
今、米軍のトランスフォーメーションで在韓米軍や在日米軍の再編成が話題になっているが、再編の前提となる戦力の戦域内迅速移動・再投入に必要な輸送手段として先ごろ入港した高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスや今回入港した中速大型輸送艦などが使用されている。
１０月にはたまたま３種類の輸送艦が佐世保に姿を見せたが、決して偶然の出来事ではないだろう。
米軍の再編では施設と部隊の移動だけが話題になっているが、民間の業務と密接に関連している飛行場（滑走路）や港湾を使った輸送というソフト面の動きも注視されるべきだろう。

２、定期修理が終わった強襲揚陸艦エセックスはジュノー、フォートマッケンリーとともにフィリピンでの共同訓練「PHIBLEX-06」という訓練に出かけた。この訓練は以前「バリカタン」と呼ばれていた訓練だ。
　特徴的なのは、揚陸艦隊を護衛する駆逐艦や巡洋艦などが参加していないことだ。「テロリスト」が海に浮かんでいる艦船を攻撃する能力を持っていたいことが明らかなためだろう。
フィリピンでの訓練の前には沖縄本島北部で海兵隊とのトレーニング（SOCEX）を行っていた。米軍再編の一環として沖縄の海兵隊を一部グアムに移す案も出ているが、沖縄での訓練が減らないのならば危険と負担は変らないだろう。

３、弾薬補給艦シャスタが久しぶりに佐世保基地の２つの弾薬施設に弾薬を運び込んだ。その直後の１０月１８日、佐世保市議会の視察団が弾薬施設の見学を行った。
　視察団の話では、弾薬庫には新しい木箱の弾薬が相当量貯蔵してあったという。これまでの監視記録からは前畑弾薬庫などに多くの弾薬が貯蔵してあるとは考えられないことだが、米海軍当局が大いにサービスして見せてくれたのだろう。
　少しいやみな見方をすれば、視察にあわせて弾薬を運び込んだとも思える。「弾薬施設はちゃんと機能していますよ。だから大切な施設を移転・返還する代償は大きいですよ。」といいたいのだろう。
　もっとも、このようなケースは以前にもあったことなのだが。
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