２００６年２月 佐世保基地 米艦船の入港調査

Y:横須賀、 H: 横浜ノースドック、 WB:ホワイトビーチ、 TG:天願桟橋


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エセックス．． O O - - - - - - - - - - - - - -SUBIC- OFF THE LAYTE - -
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Ｍ．ロードＩＳ - - - - - - O O O - - - O O O O - - - - - - - - - - - -
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Ｍ．ロードＩＳ：タンカー、MAERSK RHODE ISLAND (T-AO)
シャスタ．．．：弾薬補給艦、SHASTA (T-AE 33)
ワトソン．．．：事前集積艦、WATSON (T-AKR 310)
Ｊ．シティー．：原潜、JEFFERSON CITY (SSN 759)
Ｏアイランド．：ミサイル追跡艦、OBSERBATION ISLAND (T-AGM 23) 
ＷＳディール．：タンカー、WALTER S DIEHL (T-AO 193)
１、エセックスなど３隻の揚陸艦は沖縄で海兵隊員と戦闘機材を載せた後、グアムでの訓練に出かけた。その後いったんフィリピンでの訓練を予定していたが、レイテ島で起きた大規模災害の救助支援に向かい、訓練の開始は延期されたという。
　フィリピンでの訓練は、以前から行われていた「バリカタン」という名称だが、今回はゲリラ掃討作戦を事実上目的とする「実戦」のようである。
　そのために、１９９２年に閉鎖・撤退していたマニラの北にあるクラーク空軍基地跡に再び司令部を設置したようだ。クラークはパンパンガ市などにまたがる広大な敷地に４０００メートル滑走路２本を持つ民間空港として経済特区を設けるなど開発の途中にある。
　米軍が再び戻ってくるとなれば、現在でも不平等が問題になっているVFA(軍隊訪問協定）が大きな問題になってくるだろう。

２、訓練が周防灘で行われた日米共同掃海訓練に佐世保基地に配備されている２隻の掃海艦が参加した。共同掃海訓練はこれまでもほぼこの時期に行われてきたが、今回の訓練には佐世保基地の爆発物処理部隊（EODMU-5）５１名のほか、グアムから処理部隊の本隊５３名が参加するという、これまでにない態勢で行われた。
　佐世保基地にはかつて弾薬庫を抱えていることから爆発物処理部隊が配置されていたが、１９９６年以降岩国へと移動していた。今回の訓練に参加したEODMU-5が今後恒常的に配備されたのかどうかは不明だが、前畑弾薬庫の移転問題の進展との関連で注目される。

３、今年になって、佐世保基地に燃料を運び込む大型タンカーの入港が続いている。１月は３隻、２月も２隻が入港した。このように入港が集中するのは０３年のイラク攻撃開始前以来である。
一方、定期修理を終えた揚陸艦が燃料を積み込んだ以外では、燃料を運び出す中型タンカーや燃料補給艦の動きはあまり確認できない。備蓄量を回復させるためか、あるいは近い将来の消費に備えたものかは不明だ。
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