2012年6月 佐世保 米艦船在港状況 Y:横須賀、WB:ホワイトビーチ、TG:天願桟橋、NH:那覇軍港、 TK:東京
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DENVER(LPD 9) out 揚陸艦
TORTUGA (LSD46) 揚陸艦
GERMAN TOWN (LSD 42) CARAT(Indonesia) CARAT(Malaysia) 揚陸艦
GUARDIAN (MCM5) out in out in 掃海艦
PATRIOT (MCM7) 掃海艦
BONHOMME RICHARD (LHD 6) 揚陸艦
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AVENGER (MCM 1) 掃海艦
DEFENDER (MCM 2) out 掃海艦
VICTORIOUS (T-AGOS 19) out in 音響測定艦
LOYAL (T-AGOS 22) out NH NH NH NH NH 音響測定艦
EFFECTIVE (T-AGOS 21) out NH NH NH NH 音響測定艦
AMELIA EARHART (T-AKE 6) out in out 貨物弾薬補給艦
NEW ORLEANS (LPD 18) out Pearl H. San Diego -------------> 揚陸艦
MATTHEW  PERRY (T-AKE 9) in out in out TG 貨物弾薬補給艦
WESTPAC EXPRESS (T-AKR) NH NH in out Hio Saipan 高速輸送船
BLUE RIDGE (LCC19) in out in Y Y Y Y Y Y Y out TK in Y Y Y Y Y Y Y Y Y Y Y Y 指揮艦
OBSERVATION  ISLAND (T-AGM 23)  Y Y out in out in ミサイル追跡艦
WALTER  S  DIEHL (T-AO 193) in out i/o in out in out タンカー
CHARLTON (T-AKR 314) in out 事前集積艦
MARY SEARS(T-AGS 65) in out 海洋調査船
WALLY SCHIRRA (T-AKE 8) in out 貨物弾薬補給艦
TORM PLATTE (T-AOT) in out タンカー
LASSEN (DDG 82) in Y Y out in out 駆逐艦
SODERMAN (T-AKR 299) in 事前集積艦
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1、5月28日以来続いていた「音響測定艦3隻体制」は6月13日にエフェクティブが、21日にビクトリアスが、そして22日にロイヤルが出港して解消した。
 音響測定艦は今年6月末までに5隻が12回入港している。昨年や一昨年ほどではないにしても、音響測定艦の「たまり場」となっている傾向は続いているようだ。

2、6月下旬に東シナ海(黄海)で日・米・韓国海軍による合同訓練に横須賀を母港としている空母ジョージ・ワシントン打撃群(GWCSG)が参加したが、その補給のため佐世保港には各種 補給艦の入港が相次いだ。
燃料補給艦ではウォルター・S・ディールが4回寄港し、食料や弾薬などを補給する貨物弾薬補給艦はマシュー・ペリーが2回、アメリア・イアーハートが1回、ウォリイ・スキッラがが各1回、 合計4回寄港した。
 もっとも、すべての補給艦がこの合同訓練の補給・支援にあたったのではなく、一部はミッドウエー沖海戦(1942年6月4日〜7日)の記念セレモニーに参加していたのち、中東の第5艦隊 エリアに向かっていた空母エンタープライズの補給にもあたっていたものと思われる。

3、横須賀を母港としている第7艦隊の旗艦(揚陸指揮艦)ブルーリッジが寄港した。
ブルーリッジはこれまでほぼ2年に1回の割合で「第7艦隊司令官の視察」などを目的に」寄港していた。しかしこの2年(2010年、2011年)は寄港していない。このため当初、交代配 された強襲揚陸艦ボノムリシャールの「視察ではないか」という見方もあったが米海軍佐世保基地はこの見方を否定し、「台風避難のため」と広報資料で明らかにした。

4、弾道ミサイル観測艦オブザベーション・アイランドが2度にわたって入港した。同艦は他国の弾道ミサイルの発射モニターや自国のミサイル発射テスト支援などの任務にあたっているが、今 の寄港時には周辺でのMD実験や弾道ミサイルの発射情報はない。
米海軍によると、オブザベーション・アイランドは老朽化からこれ以上維持することは不可能として、2014年に新型の弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンゼン(HORWARD・O・RORENZEN  T-AGM-25)に任務を引き継ぐ(Cobra Judy Replacement)という。 今回の入港目的も「機関の故障」ではないかといわれている。


2012-7-4|HOME|