2015年1月 佐世保 米艦船在港状況 WB:ホワイトビーチ、CHI:チンヘ
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BONHOMME RICHARD (LHD 6) out i/o in out WB WB WB 揚陸艦
GERMAN TOWN (LSD 42) 揚陸艦
ASHLAND (LSD 48) 揚陸艦
PATRIOT (MCM7) out in 掃海艦
WARRIOR (MCM 10) out in 掃海艦
PIONEER (MCM 9) 掃海艦
CHIEF (MCM 14) out     in 掃海艦
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OLYMPIA (SSN 717) in out WB CHINHAE 原潜
LOUISVILLE (SSN724) WB WB WB WB WB i/o 原潜
WASHINGTON CHAMBERS (T-AKE 11) in 貨物弾薬補給艦
WALLY SCHIRRA  (T-AKE 8) in out in 貨物弾薬補給艦
RICHARD E. BYRD (T-AKE 4) in out in out in out 貨物弾薬補給艦
HOWARD O LORENZEN (T-AGM 25) in o/i out ミサイル追跡艦
IMPECCABLE(T-AGOS 23) in 音響測定艦
LOYAL (T-AGOS 22) in out 音響測定艦
EFFECTIVE (T-AGOS 21) ○in 音響測定艦
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1、佐世保に配備されている揚陸艦隊は、例年であれば1月下旬から順次出港し、西太平洋での様々な訓練に出かけるのが、今年は長期の修理から復帰したばかりの強襲揚陸艦ボノム・リシャールが出港しただけで、他の2隻のドック型揚陸艦は定期修理などで岸壁に係留されたままとなっている。  ボノム・リシャールは飛行甲板の塗装貼り替えが検査で不具合を指摘され、1月12日にようやく検査のため出港した。
 その後修理後の検査航海などを繰り返した後、22日から23日にかけて所要の弾薬などを積み込み、沖縄に向けて出港した。

2、弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセンが反復寄港している。一月の間に3度の入港するのは珍しい。ミサイル発射情報で出入りしたことのある「前任」のオブザベーション・アイランドの場合、2007年12月に同様に3回出入りしたことがあったが、この時は機関の不具合の修理のため、という情報もあった。  今回、周辺で特段の弾道ミサイル発射情報がないところから、機関や器具に不具合が起きたためとも考えられる。

3、原潜オリンピアが入港したが、在日米海軍基地(横須賀、沖縄・ホワイトビーチ)にも別の原潜がそれぞれ停泊しており、一時的にだがすべての基地に原潜が停泊する、という事態が起きた。 このほかには原潜ではハワイが周辺海域に展開しているだけのようで、事実上、原潜の空白域が出現したようだ。

4、米海軍の貨物弾薬補給艦の入港が相次いだ。1月の間に3隻が6回寄港し、そのうちリチャード・E・バードはいずれも赤崎岸壁に接岸し、その他の2隻は港中央部に停泊した。これまで貨物弾薬補給艦が燃料施設がある赤崎岸壁に接岸するることはあまりなく、弾薬や一般貨物などは港中央部の39番錨地などで行っていた。一方、燃料補給艦の寄港は昨年11月21日以来途絶えており、老朽化した燃料補給艦の任務を貨物弾薬補給艦が代行しているものと思われる。


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