１、ドック型揚陸艦ジャーマンタウンが長期の修理後も本格的な航海を控えて岸壁に停泊する期間が長くなっている。トランプ政権になって正面装備の調達には海軍の予算がついているようで、 現状の約300隻体制から今後30年で355隻体制にする、という艦隊計画が議会で承認されているが、それを支える産業基盤や技術者と予算の不足が指摘されている。
ジャーマンタウンも十分な修理予算が調達できなかったためか、それとも老朽化の影響なのか、２年前の１０月以来、本格的な航海は行っていない。

２、強襲揚陸艦ワスプが強い雨の中を出港した。通常、長期の作戦のための出港であれば行う弾薬の積み込み作業が確認されなかったことから、比較的短期の航海とも考えられる。
ワスプは近いうちに新型の強襲揚陸艦アメリカと交代することが伝えられているが、その時期は１０月１日から始まる次期会計年度になる、と伝える記事もあった。アメリカはウエルドックがない ためＬＣＡＣなどの揚陸艇を使った作戦行動が出来ないところから、補完するためさらにもう１隻、ドック型輸送揚陸艦（ＬＰＤ）を追加配備する、という見方もあるようだ。

３、北朝鮮のミサイル発射が一段落した８月１０日、弾道ミサイル観測艦ハワード・Ｏ・ローレンセン、と巡洋艦レイク・エリー、駆逐艦モムセンが相次いで寄港した。

2019-9-5|HOME|