１、日・米・インド海軍による共同訓練「マラバール２０１９」が、陸上フェーズが今年は佐世保を主会場に開催され、米海軍からは駆逐艦マッキャンベル、インド海軍からはフリゲート艦 サヒャドゥリとコルベット艦キルタン、海上自衛隊からは護衛艦「かが」などが参加した。
マラバール訓練は３カ国がそれぞれ順番に自国領海で行っているもので、２０１６年には佐世保に集合した艦船が沖縄近海でで訓練を行ったが、今回は四国沖から関東の南海上にかけた海域で行 われる模様。
　インド海軍の乗組員が日本に滞在中の地位については「日本のゲスト」という取扱いのようだが、将来は軍隊の地位に関する協定（陸上に施設を置かない場合には「訪問協定（FVA）」を締結す ることになるかもしれない。

２、長期にわたってメンテナンス作業を受けていたドック型揚陸艦ジャーマンタウンが９月２４日、ようやく長期間の航海に出かけたようだ。ジャーマンタウンは２０１６年１１月から約１年間、 岸壁に停泊したままメンテナンス作業を受けていたが、その後も長期間にわたって停泊を続けていた。
今年３月なってからは短期間の出港を繰り返していた。
ジャーマンタウンは東西冷戦時代に設計され、１９８６年に就役した揚陸艦で、強襲揚陸艦を含め米海軍の揚陸艦の中では同型のホイットビー・アイランドの次に古い歴史を持っている。

３、米陸軍の車両貨物輸送（事前集積）艦レッド・クラウドが入港したが、この艦は通常、韓国・プサンの米軍用岸壁に停泊している場合が多い。レッド・クラウドが佐世保に入港した時、プサン の米軍岸壁にはど同型のチャールトンが停泊しており、また台風が東シナ海に接近していた。
このことから、レッド・クラウドは台風避難のため代わりに佐世保に寄港したのではないだろうか。

2019-10-4|HOME|