１、年末になって原潜の入港が相次いだ。
　　バージニア級の原潜ミシシッピは２度の短時間寄港の後、４日間停泊したが、これは新たに任務海域に配備されたときによくあらわれるパターンで、今回も同じく任務開始に際して認証を受け るための連続寄港と思われる。同様に、ロサンゼルス級の原潜アッシュビルも一度短時間寄港した後、クリスマス休暇を迎えるように停泊した。

２、米海軍佐世保基地に新たな揚陸艦が配備された。
　　１隻はサン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦ニューオルリンズ。もう一隻は最新型のアメリカ級強襲揚陸艦アメリカ。これで米海軍佐世保基地には強襲揚陸艦１隻、ドック型輸送揚陸艦２隻、 ドック型揚陸艦２隻、掃海艦４隻が配備され、かつてない規模に膨れ上がった。
理由としては米海軍佐世保基地の強化というよりも、米海軍内部の事情があるようだ。強襲揚陸艦アメリカはウエルデッキがないため海兵隊が求める小型の舟艇の運用ができないため、その補助と してニューオルリンズが抱合せて配備されたとも思える。
また、退役が進められていた掃海艦は後継にあたる沿海域戦闘艦（LCS）の建造が進まないため退役が遅れているという指摘もある。

３、１１月４日に出港していたケーブル敷設艦ゼウスが入港した。九州から沖縄にかけた海域や本州南岸で海底ケーブルの敷設や補修・点検作業ににあたっていたと思われる。作業が一段落して 休養などのために寄港したものと思われる。ゼウスは通信用海底ケーブルの補修や点検のため時折周辺海域に展開している。

１２月３１日現在の在港状況

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