ドック型輸送揚陸艦ニューオルリンズが長期の航海のため出港した。ニューオルリンズは昨年12月1日、米海軍佐世保基地に新たに配備されて以来、立神岸壁に停泊したままメンテナンス作業を続け ていた。その後、修理後の検査や乗組員の訓練などのため出・入港を繰り返した後、港中央部の39番錨地付近で弾薬や物資の積み込み作業を行っていた。

強襲揚陸艦アメリカが帰ってきた。昨年12月に米海軍佐世保基地に交代配備されたアメリカは1月に出港した直後には海上自衛隊の揚陸艦「くにさき」と東シナ海で巡航訓練を繰り広げ、その後東南 アジアに出かけていた。
しかし2月27日からタイで行われた東南アジア最大の共同訓練COBLA GOLDは例年と違ってCOVID-19の蔓延のためが規模を縮小して行われた。また、感染防止のため各地の港に寄港することも制限され ていた。
航海期間中、グアムに立ち寄ったほかタイ・レムチャバンに寄港していた。これに先立つ2月15日にはフィリピン海付近で米海軍の原子力空母セオドア・ルーズベルトの艦隊（CSG）と強襲揚陸艦 アメリカを旗艦としたESG（ドック型輸送揚陸グリーンベイ、ドック型揚陸艦ジャーマンタウンを含む）及び31海兵遠征群（31MEU）が参加する訓練を繰り広げていた。

原子力空母セオドア・ルーズベルトがCOVID-19感染者対応のため長期にわたってグアムに停泊していたが、出港にあわせるように随伴艦の駆逐艦2隻（ラファエル・ペラルタ、ラッセル）が佐世保に 寄港した。また、艦隊の補給にあたると思われる艦船の入港が相次いだ。

2020-6-3|HOME|