米海軍のHPによれば、フィリピン海に相次いで3個空母戦闘群（CSG）が展開したためとCOVID-19感染対策の関係もあり、補給艦の動きが目立った。コロナ対策では「最終寄港地を出港後 2週間は洋上に」という方針のため洋上艦船が各地の港に立ち寄ることが制限された。
しかし例外として、艦船が出港した港に戻ることは制限されていなかったため、同一の補給艦が同じ港に立ち寄ることが多くなったようだ。

１、 燃料補給艦では、ジョン・エリクソン、ティペカヌー、ラパハノックの3隻が延べ9回寄港した。（5月30日にはティペカヌーが出港）

２、 この燃料を備蓄・補給するため大型のタンカーSLNCグッドウィルとマースク・ミシガンが延べ3回寄港した。（マースク・ミシガンは5月27日にも寄港）

３、 貨物弾薬補給艦では、ウォリィ・シラー、リチャード・E・バード、アラン・シェパード、ワシントン・チェンバーズ、マシュー・ペリーの5隻が延べ6回寄港した。このほ か、5月30日に佐世保を出港したカール・ブラッシャーは6月29日、南シナ海で沿海域戦闘艦ガブリエル・ギフォードに補給しており、引き続き周辺海域に展開しているようだ。

４、 弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセンは佐世保出港後、五島列島の西に向かった。北上しなかったところから、日本海方面にはいかなかったようだ。

５、 ドック型揚陸艦アシュランドが戻ってきた。これで佐世保配備艦で洋上にいるのはドック型輸送揚陸艦ニューオルリンズだけとなった。

2020-7-4|HOME|