１， 例年であればこの時期に行われていた東南アジア諸国との2国間訓練CARATや多国間訓練となっていたコブラ・ゴールド訓練は、新型肺炎の感染防止のためいずれも中止になった ようだ。この影響で、所要の航海日数を確保するため佐世保基地に配備されている揚陸艦のうち、ドック型揚陸艦アシュランドと同型のジャーマンタウンは周辺海域での航海を継続し、 沖縄やグアムに時折寄港しているようだ。
なお、ドック型輸送揚陸艦グリーンベイはメンテナンス後の検査と訓練を兼ねた航海で相模湾に出かけていたが、約1週間後の4月1日に戻ってきた。

２， 第7艦隊の旗艦ブルーリッジが佐世保基地の赤崎岸壁に停泊していた。新型肺炎の感染対策のため、燃料などを補給した後あわただしく出港した。ブルーリッジの寄港は2年ぶり となったが、今回は視察などの行事はなかったようだ。

３， 駆逐艦の寄港も相次いでいる。2月にはハワイ州パール・ハーバーに配備されているジョン・フィンが寄港していたが、3月は横須賀基地に配備されているカーティス・ウイルバー が2回寄港した。カーティス・ウイルバーは3月9日と22日、いずれも「一泊」して燃料などの補給を受けていた。

４， 2月に続いて大型タンカーが寄港し、燃料を搬入したようだが、運び出す役割の燃料補給艦は2月に続いて寄港がなかった。一方、中型タンカーによる搬出が目立っている。

2021-3-5|HOME|