'９７年　７月　佐世保基地　米艦船の入港調査

Ｎ：横浜ノースドック、　Ｙ：横須賀､ Ｗ：ﾎﾜｲﾄﾋﾞｰﾁ



．７　月．．．01 . . .05 . . . .10 . . . .15 . . . .20 . . . .25 . . . . .31

ベローウッド． O O O O O O O O O W W W W W - - - - - - - - - - - - - - - - -

ダビューク．． O O O O O O O - - W W W W W - - - - - - - - - - - W - - - - -

ジャーマンＴ． O O O O O O O O O O O/O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O

Ｆマッケンリー O O O O O O O O O W W W W W - - - - - - - - - - - - - - - - -

ガーディアン． - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

パトリオット． - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

ＩＸ５０２．． O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O

ホノルル．．． O O - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Ｆ．ケーブル． O O O O O O O O O O O - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

キラウエア．． O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O

インディアナＰ - - O O O O - - - - ====YOKOSUKA====- - W W - - W - - - W - W

ペコス．．．． - O O O O O O O O O - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

ロサンゼルス． O - - - O O O O O O O - - - -YOKOSUKA - - - - - - - - - - - -

ポーツマス．． O O - - - - O - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

ＣＫハンター． - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - O O O - - - - - Y Y

フリント．．． - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - O O O

．７　月．．．01 . . .05 . . . .10 . . . .15 . . . .20 . . . .25 . . . . .31



ＩＸ５０２．．：宿泊台船

ホノルル．．．：原潜、  HONOLULU (SSN 718)

Ｆ．ケーブル．：潜水艦母艦、FRANK CABLE (AS40)

キラウエア．．：弾薬輸送船、KILAUEA (T-AE26)

インディアナＰ：原潜、INDIANAPOLIS (SSN697) 

ペコス．．．．：油送艦、PECOS (T-AO197) 

ロサンゼルス．：原潜、LOS ANGELS (SSN688) 

ポーツマス．．：原潜、PORTSMOUTH (SSN707) 

ＣＫハンター．：曳舟、CILL KAT HUNTER (AOG) 

フリント．．．：弾薬輸送船、FLINT (T-AE32)





１）あいついだ原潜の入港は、潜水艦母艦「フランク・ケーブル」の出港と共に一段落した。この件については別に調査結果を報告しますが、原潜の入港目的は、これまで「休養・補給・艦の維持」としていたものが、今回新たに「修理」が付け加えられた。赤崎岸壁で進められていた艦船支援設備が完成したことと関係していることは米軍も認めている。
　また、米海軍佐世保基地が発行している機関紙の中で、揚陸艦隊を統括する司令部組織（ＣＴＦー７６）のうち修理及び補給担当スタッフが佐世保に事務所を開設したことが明らかになった。
　直接原潜の入港増とは結びつくかどうかは判断できないが、艦船への支援体制が整備拡充されていることを裏付けるものだろう。今回の「原潜入港ラッシュ」が一時的なものか、あるいは今後も続くのかということは今少し調査が必要だ。

２）７月２日出港した原潜ポーツマスは、これまでの慣例を無視して出港日時を通告しなかった。
　また、同原潜は同月７日に入港すると通告していたが入港せず、佐世保港入口付近に一時停泊し、乗組員１名を民間船に乗せ上陸させた。
いずれも初めてのケースである。

３）９日に出港したベローウッドとフォートマッケンリーは、７日に出港していたダビュークと共に１０に沖縄・ホワイトビーチに入港した。
　「カンボジアへ向かう」と報じたマスコミもあったが、以前から計画されていた沖縄本島北部海域で行われる２つの訓練（ブルー・グリーン、ＳＯＣＥＸ）に参加していた。
　いずれも年間の訓練予定に基づいた海軍と海兵隊の共同訓練で、今回の出港も「場合によってはカンボジアへ行く」程度のものであったのが、意図的に強調されたのではないだろうか。

４）ジャーマンタウンは定期修理を終了したが、キラウエアはまだ修理中である。

５）佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦ベローウッドが新型の強襲揚陸艦「エセックス」と交代する計画が進んでいる。正式な発表はまだであるが、就役後２０年を経過するベローウッドの近代化及び寿命延長工事を本国の造船所（リットン・インガルス造船所か）で行うためらしい。近代化工事の一環か、ベローウッドの５インチ砲２門はすべて撤去された。

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