米軍、劣化ウラン弾をユーゴで使用

99.5.9付け星条旗新聞に転載された「サンフランシスコ エグザミナー」によれば、米軍がユーゴで劣化ウラン弾を使用している。先週始めのペンタゴンのブリーフィングで、空軍のA10タンクキラーがユーゴの戦車に対して劣化ウラン弾を発射したと、チャック・ワルド少将が語っている。
「退役軍人の組織は、何千もの兵士がすでに動員され、陸上部隊や平和維持軍が入るかもしれないバルカン半島で、歴史が繰り返されることを恐れている」


<編集長の独り言>
米軍が主力のNATO軍のユーゴ空爆は、ユーゴの非スラブ民族抑圧政策をやめさせる、という「大義名分」で開始された。しかし、非スラブ民族も住む地域を、有害性が非常に問題になっている劣化ウランで汚染することを厭わないNATO軍(米軍)のやり方は、「大義名分」をかなぐり捨てて、ただ戦争に勝つことだけを目的にしはじめた一つのメルクマールととれるのではないだろうか。