コンステレーションの航跡推定図(99.7)

コンステレーションが日本近海に現れた。
西海岸の母港サンディエゴを6月18日に出港、艦載機の訓練を母港近くで行ったあと、約2週間かけて太平洋を横断してきた。7月6日には艦載機S3が厚木基地で、翌7日には空母連絡機C2が同じく厚木基地で目撃されている。
9日付けの星条旗新聞によれば、コンステレーションはペルシャ湾に展開する途中で、釜山港に12日ごろ入港予定とのことだ。6月15日の「海の38度線」付近で起きた銃撃事件の後、岩国に急遽展開したEA6B電子戦機も、この空母コンステレーションの艦載機の一部だ。空母が近づいてきたためにパイロットが空母着艦資格を得るために岩国でのNLPを行った、というのが今回の異例なNLP実施の真相だろう。
キティーホークと交代してペルシャ湾に入った空母ルーズベルトとコンステレーションの交代は、9月初めころと見られる。ペルシャ湾展開は極東から半月と見れば、コンステレーションは韓国や日本の近海に8月初旬ころまではいる可能性がある。
12日付けの星条旗新聞によれば、コンステレーションは、5日間釜山に滞在、その後日本海で米空軍や韓国海空軍と演習を行い、随伴艦の巡洋艦2隻(チョーシン、キンケイド)とともに23日から26日まで横須賀に入港するとのことだ。その他の随伴艦は巡洋艦レイク・エリー(7.11佐世保入港)、駆逐艦ベンフォルド 、タンカーのサクラメント、原潜サンタフェ、原潜オリンピア(7.8−10横須賀入港)、カナダ海軍フリゲイト、沿岸警備隊カッターで、全部で10隻の大艦隊となる。
コンステレーションは釜山港に11日に入港した。

'99-7-15|HOME|