カールビンソン、ニミッツ、キティーホークの動き

カールビンソン   9月11日の"Seattle Post-Intelligencer"は、カールビンソンが9月19日に母港のブレマートンに戻ると伝えている。艦載機はその前にサンディエゴに降ろす。カールビンソンの補給艦サクラメントは、空母より1,2日早くブレマートンに戻るとのこと。エヴァレットを母港とするフリゲイト・イングラハムも帰還命令を受けていることは、当サイトの7日のページで触れた。
イングラハムは9月3日に横須賀に居たが5日には既に出港していた。また、サクラメントはカールビンソンがプサンに入港した8月30日に、佐世保を出ている。これらの随伴艦の動きから見ると、恐らくカールビンソンは9月3日ころプサンを出て米西海岸に向かったのだろう。


横須賀常駐の同型フリゲイト2隻と並ぶイングラハム(FFG 61)(03.9.3 横須賀基地)

なお、カールビンソン機動部隊の一員だった駆逐艦ラッセンは、5日から横須賀に入港していたが、とうとうドライドックに入ってしまった。ラッセンは、8月16日から23日まで佐世保に入港した際も修理をしており、太平洋を横断して母港に戻るのが厳しいような故障を抱えている可能性がある。


4号ドックに入ったラッセン(03.9.12 横須賀基地)

ニミッツ 空母ニミッツが、カールビンソンと交代するという話は本当らしい。第7艦隊ニュースによれば、ニミッツは、随伴艦の巡洋艦プリンストンと、補給艦ブリッジとともに、9月12日にシンガポールに入港した。数日間は滞在するようだが、その後は、日本近海にやってきて、カールビンソンの抜けた穴を埋めるのだろう。


キティーホーク  キティーホークは、9月11日にドライドックを出て、8−9番バースに戻った。空母が立ち退いたドライドックには、すぐに巡洋艦カウペンスが入った。キティーホークは8−9番バースで補修を続け、10月には短い試験航海に出るのではないだろうか。


ドライドックに入ったカウペンス(左)と、出てきたキティーホーク(右)

(RIMPEACE編集部、写真も)

'2003-9-13|HOME|