カールビンソン、9月末に米西海岸に

ニミッツが交代で日本近海に来るという見方も

  

8月30日の"SUNLINK"によれば、空母カールビンソンは、11月末の予定を前倒しにして、9月末に母港の西海岸ブレマートンに戻る指令を受けた、とのことだ。同じブレマートンを母港とする戦闘補給艦サクラメントと、エヴァレット母港のフリゲイト・イングラハムも帰還命令を受けるとのこと。
ドック入りしているキティーホークが11月までは「実戦配備」できないというのが、11月末までカールビンソンが配備につく理由だった。キティーホークの改修が早めに終わるのか、それとも...と考えているうちに、"Sign On San Diego"に興味深い記事が載った。サンディエゴを母港とする空母ニミッツが、カールビンソンと交代するというもの。この結果、ペルシャ湾をパトロールする空母が数週間いなくなる、ということも述べられていた。
「海軍筋によれば、ニミッツはカールビンソンと交代するために太平洋に向かっている。到着は9月中ごろから末となる。ビンソンはすでにブレマートンに向かった」(Sign On San Diego)

カールビンソンと随伴艦は、繰り返し日本の各港に入港している(当ホームページの全国寄港状況参照)。最近では、9月5日に駆逐艦ラッセンが横須賀に入っている。このラッセンや巡洋艦アンティータムも空母に同行して戻るのかどうかはまだ不明だ。
カールビンソンは、5月に横須賀に入港したあとグアムに戻り、その後、6月26日にシンガポール、7月14日にパース(オーストラリア)、8月6日に香港、8月30日にプサンにそれぞれ入港している。入港期間はほとんどが4〜5日だ。(第7艦隊ニュースによる)

(RIMPEACE編集部、写真も)


グレイの軍艦三隻のうち、左が駆逐艦ラッセン。補給船が横付けしている。(03.9.5横須賀基地)

'2003-9-7|HOME|