カールビンソン、日本海を出る
横須賀入港の可能性も



空母カールビンソンは、釜山を3月17日に出港、浦項のはるか沖合いに向かった。この海域で空母は、佐世保の揚陸艦隊などとともに米韓合同演習フォールイーグルに参加した。
「ポハンの沖合いにジュノーを始め六隻の艦艇が見え、そのはるか後方、水平線のかなたにカールビンソンが位置した。艦載機が航空支援をする態勢だ」(3月22日付けのマニラタイムス)。空母は上陸演習が行われている期間中、その海域にとどまり、その後日本海から東シナ海に抜けた。27日午前中に五島列島の西側の航路を通過、29日には屋久島の東までやってきたもようだ。
随伴艦の補給艦サクラメントは、佐世保に3月24日に入港、27日に出港している。空母に同行するタイミングだ。もう一隻の随伴艦、イージス巡洋艦アンティータムは28日に佐世保に入港した。フォールイーグル演習終了後の一休み、といったところだ。
ところで、カールビンソンは、このまま進んで横須賀に入港する可能性がある。今のところグアムからプサンに向かった3月上旬のコースを逆行しているが、直衛のイージス艦が佐世保で一休みしているのだから、そのままグアムまで戻る、ということは考えられない。演習後も空母は日本近海にとどまり、キティーホークの代打の役割を果たすとすれば、数日のうちに横須賀に入港することは十分考えられる。

(RIMPEACE編集部)


2003-3-29|HOME|