インディペンデンス,ブルーリッジ航路図


1997年1月-4月




 空母インディペンデンスは、2月15日に横須賀を出港した。関東南方海域で行われた日米合同対潜特別訓練に参加したあと、グアムに向かった。横須賀にいる巡洋艦、駆逐艦、フリゲート5隻がグアムに同行した。

 やはり横須賀に常駐する第7艦隊旗艦ブルーリッジは、1月初めから東南アジア諸国を歴訪、一端沖縄ホワイトビーチに寄ったあと、インディペンデンスの艦隊と前後してグアムに寄港した。

 この艦隊は、グアムに数日間寄港したのちにオーストラリアに向かう。米豪合同演習タンデム・トラストに参加するためで、この演習には佐世保の揚陸艦3隻も合流している。

 超大型の台風(現地では別の呼び方だろうが)のために、演習スケジュールの変更を余儀なくされたり、珊瑚礁保護などを掲げる演習反対運動の抗議を受けていることが、星条旗新聞などから読み取れる。

 インディペンデンスはこの演習のあと、ブルーリッジが歴訪した東南アジア諸国の港に寄港しながら、米タイ合同演習コブラ・ゴールドに参加、6月中旬に横須賀に戻ってくると見られる。

 第7艦隊旗艦や空母艦隊が相次いで東南アジア諸国を歴訪するのは、この地域の港を米軍が自由に使用する実績作りと考えていいだろう。      (97.3.22記)


97-4-27

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