横須賀基地12号バース延長工事
杭打ち作業始まる




11月3日の横須賀基地。満艦飾の海自の艦船の向こうに、高い高い杭打ち機が見えた。原子力空母の母港化を可能にするための、12号バースの延長工事が、とうとう杭打ちの段階に入った。
大型の作業船には第六十吉田号の文字。杭打ち機を支える支柱には、株式会社吉田組の文字。土木建築総合建設請負業が業務のトップにくる、姫路に本社をおく会社だ。吉田組のホームページには、保有作業船のトップに多目的作業船・第六十吉田号が出てくる。クレーンや杭打ち、浚渫など広範囲の港湾関係作業に適応する作業船だ。


ホームページに載っている杭打ちバージョンの第六十吉田号

作業船と自衛隊艦船の埠頭の間は米軍埠頭だが、キティーホークに随伴して、チャンセラーズビル、カーティスウィルバー、オブライエン、カッシングが11月1日に出港し、その前日にタンカー・ユーコンも出たために、空っぽになっている。今、横須賀基地に居る米軍艦船はフリゲイト2隻と、ドライドックに入っているビンセンス、JSマケインの4隻だけだ。

(RIMPEACE編集部、写真も)


'2003-11-3|HOME|